ubud moon(ウブドムーン)シルバー925と天然石のアクセサリーとバリ島雑貨 Blog

2020/12/22 16:51




こちらはインドネシア産ブルーオパライズドウッドのしずく型ペンダントです。


ブルーオパライズドウッド(Blue Opalized Wood)は近年発見された比較的新しい天然石です。ウッドフォシルオパール(Wood Fossil Opal)とも呼ばれます。日本語にすると珪化木、木の化石です。

木が天然石に変化するには3種類ほど変化のかたちがある様ですが、その中で蛋白石、オパール化したものがオパライズドウッドと呼ばれます。

一般的にあるイメージのオパールのようにキラキラとした遊色があるものとないものがあります。遊色がないと茶色系統の落ち着いた雰囲気のものが多いオパライズドウッドですが、こちらは青や緑、その他の色が混色した抽象画の様な雰囲気が楽しめる石です。


珪化木が形成されるには多くの条件がクリアされる必要があります。

まず、森林が火山灰に埋もれる。インドネシアには火山が多くあるので噴火も多いですし条件としては一つクリアしたんですね。

そして覆われた灰により木が腐ること、昆虫に食べられることが防がれる必要があります。

これに関しては熱帯なので昆虫の多い環境ですから、とても希少な形成であることがわかります。

そして、天然石となった後も、加工をする際にもろく崩れ去ってしまう部分も多いですから、適度な硬さを持ち、さらに青や緑の発色をもつ部分は限られてきます。

その多くの条件をクリアしたとても貴重なルースのペンダントです。


ペンダントを見ていただくと、左下部分に茶色味がかったところがあり、そこが樹木であった部分と思われます。

右上部分には細く黒っぽい筋がありますが、その辺りはおそらく樹木の皮、葉などが残ったものではないかと思います。

そしてその間を埋めている緑がかった部分はクォーツのような透明感があり、セルリアンブルーと白の細かい網目のような模様がさらに色合いに奥行きを与えています。

長い長い時間を経て形成された大きくて美しいしずく型のルース。バリ島の銀細工村でシンプルなペンダントに加工しました。

加工にはシルバー925を使っています。





ペンダントの美しい色がお顔周りを明るく引き立てて見せてくれると共に、樹木に寄り添うような癒しの効果があるヒーリングストーンとして、身につける人・見る人両方に穏やかな気持ちをもたらしてくれるでしょう。


日々を忙しく自然から離れた場所で過ごしている人でも、ペンダントを見つめているうちに、石が形成されるに至った長い時間、森や大自然にコミットし、ほっとするひと時を過ごすことができます。


特に美しいこのペンダント、おすすめです!